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□I Love you.Bat…
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ねぇ、晋助。
私は何時になったら自由になれるのかしら・・・。
この鳥籠から出られるときは来るのかしら・・・。
I Love you.Bat…
好きです。もっと早くに気付いていたかった。
「ねぇ、晋助」
「あぁ?」
「私はずっと・・・ずっとこのまま晋助の傍にいられるのかな?」
「・・・誰がお前を手放したりなんかするかよ。」
「そっか。そうだよね。・・・ありがと」
私がそう言うと、まるで礼を言う必要なんかねぇよと言うように、晋助は煙管から吸った煙を大きく吐き出した。
部屋一杯に晋助のにおいが広がる。
とても心地好い。でもとても息苦しい。
この心苦しさは何なのだろう・・・。
考えた所で答えが見つかるわけもなく。
その答えを見付けられたのは、アレから何回日が昇って、何回真ん丸い月が空に浮かんだ時だったか。
それはそれは本当に長い月日で。
正確に言えば私が死んだときだった。
死亡原因は肺結核。
治す事は出来なかった。否、しなかった。
迷惑をかけたくなかったから。
足手まといになりたくなかったから。
晋助はきっと気付いていたと思う。
私に最期の時が近付いていた事を。
知っていて何も言わなかった。
それは私の意志を尊重してくれていたから?
それとも・・・私が邪魔だったから?
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