A bolt from the blue

□黙ってればいいのに
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「嘘だろ?」
「トリップってやつ?すごいね!」
「…そこじゃねぇだろ」
「自称とはいえ、神さまに
ケンカふっかけちゃダメって事だね!」
「神って、アフロディ?」
「そう。ケンカふっかけちゃった♪」
「…俺は巻き添えになっただけだ」
「えーっと、大変なんだね」
「まあね」
「お前は自業自得だろ」
「そういえば、どうするの?」
「何が?」

「住む所とか行く所とか…。一応、まだ中学生でしょ?」

うちにくる?
と聞こうと思った瞬間に、
ヒロトくんの両手が私の右手をつつみこんだ。
「え?」
「翔子さん!俺らをここに置いて下さい!」
「…言うとおもった。まぁ、いいよ。但し、条件は3つ
@言う事聞く
A親戚のフリをする
B大学とバイト先にこない

守れるならいいよ」


「もちろん守ります!」
「…。」
「どうしたの不動くん」
「…信頼していいのかよ」
「え?」
「見ず知らずの…アニメのキャラかもしれない俺らを助けてなんの得があるんだよ」
「眼の保養」
「は?」
「嘘だって。…変な言い方だけど、
私は君たちを知ってる…っていうか、
アニメで観てたりして、ほっとけないっていうかさ…」
「ほら、いい人だよ?」
「…よろしく」
「え?」
「ここに居てやるっつってんだよ」
「ありがとうございます?」
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