A bolt from the blue

□ご飯の話ばっかり
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お昼ご飯が完成!
我ながら手抜きだとは思うけど、
まぁ仕方ないよね。
急だもんね。

心の中で言い訳をしながら運ぶ。
「ご飯できたよー」
「はぁーい」

キッチンの方にヒロトくんが現れる。
それから…引きずられる様に後ろにいる不動くん。
「ヒロトくん、そこからフォークとスプーン出して?
不動くんはこれ運んでー」

カラトリーの入った引き出しを指差して、
不動くんにはお盆を渡す。

「んー」
「了解です!」

いざ、お昼ご飯!

「いただきます」
「いただきまーす」
「…いただきます」

「あ、美味しいです。翔子さんって料理上手なんですね」
「ありがとう。何か作るのが好きなんだ」

ヒロトくん、ほんとお世辞上手だなぁ。

「へぇ〜。いいお嫁さんになれますよ!」

「っ…ありがとう」
口に含んだお茶を吹き出しそうになるのを頑張って堪える。
さらに加えて衝撃的な一言。

「あ、相手もいないのにすみませんこんなこと」

笑顔が痛いです。
心に何かがぐさっと刺さる音が聞こえた気がした。
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