novel
□おまじない!
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………よし、誰もいないな。
ロッカールームに誰もいないことを確認して中に入る。
今日の練習は十時から。なら、しばらく誰も来ないはず…!
……えーと、堺さんのロッカーは……あった!スパイクもある!
恐る恐る手にとってみる。
これが堺さんがいつも使っているスパイク……これを履けば…!
もう一度周囲に誰もいないことを確認してから堺さんのスパイクを履いてみる。
うわぁ、おっきい…ブカブカだ。
それから、三歩歩くんだったよな……いっぽ、にほ、さんぽ…「何してんだ、世良!」
「うぎゃあっ!!」
振り向くと、そこには今履いてるスパイクの主、堺さんがいた。