novel
□おまじない!
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「え、あ、さ、堺しゃん…」
ななな何で!?いっつも堺さんこんなに早く来ないって赤碕言ってたのに!
ばれたああああ!!
堺さんはどんどんこっちに近づいてくる。
「さん、だろ。どもりすぎ。お前俺のロッカーの前で何して…そのスパイク、俺のじゃねぇか…?」
ギクリ!
「世良ァ!!人のもんで勝手に何やってんだぁ!!!」
「ごごごごめんなさいい堺さん!!!」
……それからオレは練習が始まるまでの約三時間、みっちりお説教をくらいました。
おまじないは成功したけど、これじゃあ堺さんに嫌われちゃうかも……泣きたい。