恋歌の準備をしよう
□プロローグ
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握りしめた指先
離れる温度(ぬくもり)
本当は離したくなかった
帰らぬ日々にサヨナラ
周りの恋人達さけて
終わりに歩いてく
かすかに笑う
細い横顔に
『今ならまだ…』と
手を伸ばす
伸ばした指先は
風だけ掴み
冷たい温度(ぬくもり)を
一人抱きしめた
季節はたえまなく変わる
あの日あの時あのままに
私の時は止まったまま
後悔と切なさと痛みを
残して…
あの手を離さなければ
どんな未来になっていた？
虚しい期待胸に抱き
今日も過去に眠る..
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