Novel


□不満の量と、愛の比例
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中2になった私たちは最高学年となり、木曜日恒例の生放送では司会進行を努めることが当たり前となった。

同じチームなせいか里穂は公輝との司会が目立ち、そんな私は望とパートナーなことが多い。まぁ、時には公輝と私の組み合わせも無いことはないんだけど。


問題は望と同じ木生の司会の時。


はじめに言っておくけど、望のことは決して嫌いとか苦手な類ではない。寧ろ好き。普段は恥ずかしいからなかなか素直には言えないけど、望のこと大好き。

メンバー皆に知らせてるわけじゃないけど、実はその…『お付き合い』っていう恋人関係だったりもするわけで。



ただ、そんな望との木生は嬉しい反面で、時に私の胸を痛めるような瞬間が来る時がある。そう、ゲストが女性の時。


サービス精神が旺盛って言うのか、盛り上げ上手って表現すべきなのか、やたら女性ゲストに甘い!

今日だって盛り上げの為だとは理解って(わかって)はいるけど、納得できない瞬間がかいま見れた。
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