第2銀河帝王ドラゴラン

□第1章 生き残りサバイバル
1ページ/1ページ

300億もの微生物たちは宇宙空間の小惑星や隕石からエネルギーを吸収してどんどん成長しておよそ1メートルほどの大きさになった。
ちなみにこの時点で彼らはまだ自分たちの名をしらない。これから出てくる名前は後につけられる名前だ。
話を戻すが成長したドラゴランたちは自然に知識や言葉、そして恐ろしい力を身に付けていた。そして彼らは会話を始めた。
「これからどうするのだ?」
「知るか!みな同じ考えだ。少し黙ってろ!宇宙の藻屑になりたいのか!」「やかましい。仲間同士の争いは嫌いだ。」
このようにお互いの会話に暖かみはなかった。そんななか、一人が急に光だしました。そして目の前が真っ白になりました。

しばらくたってドラゴランたちは目を覚ましました。辺りを見回すとみしらぬ荒れ地が延々と続いています。どうやらどこかの惑星に来てしまったようです。すると目の前にあの光輝いていた奴がこちらに向かって来ました。そして光が消えるとそこにはさっきまで一緒にいたとは思えない姿をしていました。
その身体は自分たちの10倍はあろうかという巨体で、全身を深海のごとく深い青の甲殻で覆い、刄のように長く鋭利な爪と尻尾、更に銀のようにかたく輝く牙。そのまるで神のごとくそびえたつ巨体に皆声も出なかった。
そして突然こちらを向きこういった。
「我こそは龍神ドラグーン。この世を支配する者だ。貴様ら下等龍は我にひざまずくがよい。」
その言葉はドラゴランたちを圧倒した。その時一人の男がドラグーンにいった。
「いきなり現れて龍神だの支配者だの自分勝手すぎるだろ!!俺様と勝負しろ!!本当の支配者が誰か証明してやる!!」それに便乗して数万人がドラグーンに向かって走り出した。この時なぜだか戦い方や技の出し方を知っていたのだ。そして彼らは一斉に口から炎をはいた。ファイヤーだ。ドラグーンは一瞬にして紅の炎に消えた。「やったぜ!俺様こそ真の支配者だ!!!」
彼らは勝利を確信した。
ドラゴランは思った。「あのドラグーンとかいう奴があんなファイヤーごときで死ぬだろうか。」そうおもったドラゴランは残った仲間を連れてその場を離れた。嫌な予感がしたのだ。
その時、ドラグーンが炎のなかから顔を出した。そして思い切り叫んだ。その瞬間辺りは一瞬で火の海と化した。彼らは死んだ。たった一回叫んだだけで何万人の命を奪うドラグーンが本気を出したら一体どうなってしまうのか皆恐怖に怯えた。
その時ドラグーンがドラゴランたちの目の前に現れた。皆殺されると思った。しかしドラグーンは危害を加えなかった。そしてドラグーンが、「さっきの奴らの炎は冷たいぐらいでこんなものかと我は愕然としたぞ。しかし貴様らは何か違う。少なくともさっきの奴らよりは優れている。」と言ってきた。ドラゴランは聞いた。
「なにが言いたい?おれらと闘いたいとでも?」
「そのとおりだ。しかし貴様らは数が多すぎる。殺し合いで人数を20人までへらせ。」するとドラゴランがあることに気付いた。
「あんた、さっきより爪が長くなってるな。」
「む、よく気付いたな。私は貴様らを殺し、エネルギーを吸収して成長しているのだよ。ここにくるまで300億もの微生物の半分以上を殺し巨大化したのだ。」よく見るとあんなにいたはずの仲間たちが数百人にまで減っていたのだ。「まったく恐ろしい奴だぜ。それより殺し合いするのか…」
「い、いやだ、殺しなんて…うあぁぁ!!…」
殺し合いをしり込み男が誰かに首を切り落とされた。「な、なんてことを…。誰だ!こんなエグいことしたの!!ぐはぁ!…」
それはドラゴランの仕業だった。
「このままだと無駄死になんでね。弱っちぃやつはさっさと殺して20人のなかに入らねぇとな」この言葉を機に辺りに血しぶきが飛び散りました。
そして人数もかなり減ってきたころ、ドラゴランの前に返り血まみれの強者が現れました。
「そこの変わった腕のやつ、俺の力で地獄に落としてやる。」変わった腕とは他の仲間は指があるが、ドラゴランの場合は腕全体が刄のようになっているのだ。そんな腕があればどんな人でも真っ二つ。当然その男は八つ裂きにされてしまった。その瞬間ドラグーンが「定員の20人に達した。さぁ全力で我を打ち砕いてみせよ。」と言ってこちらに向かって飛んできた。20人の中の10人はドラグーンに向かっていった。その10人は一瞬で灰になった。残った10人はドラゴランと共にドラグーンをギリギリまで寄せ付け、なんとドラゴランたちはドラグーンの身体にしがみつき、腕をドラグーンの身体の柔らかい足の付け根や、首に突き刺したのだ。そしてドラゴランはドラグーンの左目をもぎ取り喰らったのだ。その瞬間10人は光に包まれ、気を失っていった。このあとどれだけ寝ただろう。ドラゴランたちはばらばらに別れて目覚めたら… 続
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ