青褐蝶の空

□一†解散と零
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『と、いうわけで零番隊は解散する!』

「「「「「はぁ?」」」」」

皆呆けた顔をしている

『だから、解散すんだって』

小「いやいや。理由も言うてへんのに解るかいな」

最「そうだよ!順を追って説明してよ!」

『あ、そういえば言ってなかったな』

玲「(気づいてなかったのかよ)」


遡ること1時間前

ガシャン

『山じぃ、久し振りだな』

山「窓を蹴破ってくるのはよせい」

『だって、気持ち良〜く寝ていたところに呼び出されたんだ。意味分かる?(黒笑)』

山「そ、それはすまなかったの(冷汗)」

『ま、それは窓壊したからスッキリしたけど』

物壊すと意外とスッキリするよな
何でだろ

『ところで用って何?』

山「それがじゃな、零番隊が解散する事になったのじゃ」

『へ〜。解散か…ってえぇえぇぇ!!』

山「静かにせんか!外に聞こえるじゃろ!」

『すまない』

突然何言い出すんだ!

『でもな、何でなんだ!?』

私何かヘマしたっけ?
いや、んなこと無いはず

自問自答を繰り返す閑紫

山「閑紫よ。一旦落ち着くのじゃ」

『そ、そう…だな。まず落ち着かないと』

深呼吸を大きくゆっくりする

山「実はの、どうも零番隊の存在がバレてきてるようなのじゃ」

『もともと知ってる奴いんじゃん』

山「それ以外にもバレてきとるんじゃ。そして解散の間は護廷十三隊に所属してもらう」

『そっかー』

山「なんじゃ?あっさり納得したの」

『それって皆に言ってるんだろ?』

山「い、いや…実はの」

『言ってねぇのか』

はぁ、と溜息一つ

『仕方無ぇ、私が話しておく』

大方あの子らに責められるのが嫌なんだろう

山「すまんの。恩に着る」

『代わりといっては何だが、一時解散にしておくよう四十六室に言っておいてくれ』

山「お主の言うことじゃから聞くじゃろ」

『じゃぁな』

山「後で各隊の書類を送る。各自どの隊に入るか報告するよう言っておいてくれ」

『嗚呼、わかった。』

閑紫は瞬歩で去っていった。
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