TALES OF CRIMSON ー本編ー

□Story
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これは、この星リヴェルティアに伝わる有名な戦記を抜き出した部分である。


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 はるか昔、"魔"が世界を闇に陥れた時代があった。
 "魔"は自然界の理(ことわり)を歪め、世界に災厄をもたらした。
 "魔"の制裁により海は荒れ、地は裂かれ、天は沈み、多くの人々が命を落とす事となった。

 名のある勇者達が幾度となく"魔"に立ち向い、"魔"を滅さんと名剣を振るい戦いを挑んだ。
 しかし、そのあまりに強大すぎる力を前に、誰も"魔"を倒す事は出来なかった。
 人々は"魔"を倒す事は不可能だと絶望し、いつしか戦う事を諦めて"魔"の支配に陰で怯えるようになった。
 "魔"によって荒らされた世界は、確実に滅亡の道へと歩もうとしていた―。


 ―しかし、そんな人々の中に"魔"に対抗せし"光"が現れた。


 あらゆる武術に優れた七人の英雄が集い、人々は"魔"を倒そうと再び立ち上がった。
 そして長い戦いの末、英雄たちは精霊の加護を受けし剣で"魔"を倒す事に成功したのだ。


 …これが後に[古代大戦]と語り継がれる、この星の歴史上最大規模の聖戦である。

 
 多大な犠牲を出しながらも"魔"に勝利した英雄たちは、
戦友に別れを告げ、それぞれの故郷へと戻っていった。
 その後、彼らは荒れ果てた世界の復興に力を注ぎ、世界はかつての生命溢れる美しい姿を取り戻したのである。




 こうして長い年月の間 世界に平和が続いたのであった…


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 そして、[古代大戦]が終結してから、二千年近い時が流れた―



 
 

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