夢ならざる物語
□ボンゴレ的同窓会と愉快な種運命 prologue
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そういえば、自分が中学校を卒業してもう十年になるのだ。
水狩秀人はふとそんなことを考えた。
父が社長をつとめるとある大企業の本社ビル。
その中の、自分に与えられた一室で水狩は思案を巡らせる。
普段の日常では忘れがちになるが、自分は幹事をつとめているのだ。
となれば、そろそろ同窓会についても考えないといけないだろう。
しかし同窓会か・・・。
自分が幹事をつとめる以上、最高のものにしなければ納得いかない。
「・・・・・・!」
そうだな、コレがいい。
どうせ金なんていくらでもあるのだから。