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□VOCALOID_プロローグ
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VOCALOID



「…はー」

手に息を当てると、白かった。
やはり、いくら着込んでも冬は寒い。
一人の青年、丹波 聡。19歳は、ギターを背負い帰宅するところだった。

「…歌…かぁ…」

もとから歌う事が好きだったのだが、ギターをはじめてからギターにハマってしまい、いつの日か、歌う事より好きになってしまった。
そして、付け足すが。丹波は歌が下手だった。

家につき、パソコンを開いてみる。
モバイルオークションでいいギターが無いか探してみるが、どれも危なそうな感じだったので止めた。



VOCALOID



検索しているうちに、そんな文字が出てきた。

VOCALOID_
―自分が作る、弾く歌に歌詞を載せて覚えさせるとその歌を自分の代わりに歌ってくれます!
プロトタイプなので格安!!―


「お?」

丹波が惹かれたのは、自分の代わりに歌ってくれる。
という事だった。
丹波は給料を貰ったばかりだったからか知らず、VOCALOIDの購入画面でyesを押していた。
 

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