大好き!先生!!

□七時間目「公民」
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カ「…よし、行く…ぞ」


ア「吉幾●が好きなの?カイジさんは」


カ「ああ!?」





部屋を出ようと決意を固めて扉の鍵を開けた瞬間、扉を開けられた。
しかも開けた相手が相手なだけに驚いてしまった。





カ「お、お前は……!」


ア「おはよう、カイジさん。一緒に行こう?」





昨日の態度は何処へやら。
あんなに言われたから相当怖い奴だと思ってたのに、この変わりようなんだ?
マジでビビったんだぞ!?




カ「な、なんだよ。お前…俺のこと嫌いじゃないのかよ…」びくびく


ア「どうして?そんなこと一言も言ってないじゃない」


カ「なんでって…昨日…怒ってたみたいだったし……」



トラウマになるほどに…。



ア「ククク…本当、アンタ達は可愛いな」


カ「はあ?な、何が?」


ア「どうやら部屋も近いようだし、席も前後らしいから仲良くしてね。カイジさん」


カ「……おう」





入学式から3日後、漸く俺の高校生活が始まった。





――――――





零「君が伊藤君なんだ〜!確かに似てる…ふふ」


平「大丈夫なのか?鷲頭先生とは会ったのか?」


涯「孤立してたのか…」





予想していないことは無かったが、質問攻めには戸惑ってしまう。
ん?別に質問攻めではないか?
やたらキラキラしてるのとか、グラサンしてるのとか、意味不明なのとか。
個性的な友達が多いんだな…アカギ。
てか似てるって誰に?





ア「カイジさんが困ってるだろ。凡夫ども」


零「好きな人に釣られてくるとか単純な人に言われたくないんだけどなあ〜♪」


ア「恋は無限大」


平(似合わなっ!)


カ「アカギ、好きな人いるのか?!」


ア「気になるの?」




いや、意外すぎて。
つーかこいつら、キャラ濃過ぎて頭クラクラしてきた。
誰か助けてくれ〜〜〜!!







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