大好き!先生!!
□八時間目「英語」
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4月の中旬に入ったのだろうか。まだ寒くないとは言えなかったが、ポカポカ陽気になってきた気がする。
最近は色々あったしな。疲れたかも。
ボーッとしたっていいよな。春だし。
……‥‥
目を覚ませば時刻は7時を回っていた。寝過ぎた!
いくら学校に近いからって流石にマズい。
なんかあったな、漢文かなんかに。
春眠暁を覚えず。処処ていちょうが〜〜〜…!
開「セーフか?!」
赤「アウトだ」
開「え!?赤木先生!!」
チャリンコ飛ばして校門に入ると赤木先生の姿が。
赤木先生も今入って来たみたいだ。
開「だったら先生もアウトでしょう?」
赤「俺はいいんだよ。待ち合わせをしているんでな」
開「なんだよ、それ」
本当かよ。
校門から動く様子もないので本当なのか。
まあ、いい。急がなければ本当にヤバイ。部活の顧問になっていなくて良かったとホッとした。
なんて。思っていると、呼び出されてしまった。校長に。
何をしただろう。寝坊がまずかったのか。
そういえば伊藤が言っていた件も聞いてみなければ。
兵「そんなに固くならないでな、説教とかではないからの」
開「は、はあ…」
兵「伊藤くんは素晴らしい教師じゃ。しっかりしてくれておるよ」
開「…どうも」
兵「しかし、やはり新人じゃ。分からないことも多いじゃろ?ということで、今日は授業を休んでもらって他の教師やクラスの授業を見て回って貰おうかとおもっておる。どうじゃ?」
なんだ。全然まともじゃないか。だったら俺は何を言われると思ってたんだか…。
確かに、まだこの学校を知らないし、採血の話をしたってまともに取り合ってくれるとも思えない。
自分で調べた方がいいかもしれないな。
開「はい。是非」
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