一万打企画

□賭博兄弟録カイジ
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「「「船に乗る??」」」


カ「ああ…」





時は食事中。

4人がいるには狭い部屋での食事。



本来この部屋は長男カイジが1人で住んでいるのだが、彼を慕う(正しくは愛する)弟たちが毎日のように部屋にやってくるのだ。

そんな彼らの日常にこれからの人生を大きく変える転機が訪れる。





零「えーと…つまり、カイジさんが昔した契約で船に乗る…と?」


カ「簡潔しすぎだけどその通り…」





カイジは昼に起こった出来事を弟たちに説明した。
三男の零は苦笑しているが理解したようだ。四男の涯は今一状況を呑み込めていない様子。
そして、次男のしげる。カイジを見つめたまま無表情を崩さない。





カ「1ヶ月後なんだけどさ。まあ、死ぬわけじゃない。うまくいけばプラス一千万ていうのも夢じゃないって。」





それから弟三人は黙った。
その雰囲気にカイジは少し不安を覚えた。




カ「…どうした?なんか…あるか?」


ア「…いや。さっさと食べてしまおう。片付かないからね」


零「そうだね。再開再開!」


涯「今日もおいしいな…」


カ「え?あ、おう…」





弟たちの態度の急変に置いていかれて流されてしまった。



カ(なんだなんだ?話さない方が良かったか?)




全くその通りだったことにこの時はまだ気づけなかった。
早くに気づいていれば色んな意味で大変なことにならなかったのに。









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