TOH
□交換日記
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｢なんだよこれぇ……｣
新しくシング達一行の仲間に入った大筆ソーマ使いのベリル＝ベニトは、一冊のノートを見ながら溜め息を吐いた。
｢ん？どうしたベリル。顔に似合わず真剣な表情して｣
｢顔に似合わずとは失礼だなぁ!!ヒスイ！ボクは真剣に考えてるんだよぉ!?｣
ベリルはその持っていたノートをヒスイに差出しながら言った。
｢なんかボクとコハクはもしかしたら邪魔者なのかなぁ〜とねぇ｣
ヒスイはわけがわからないと言ったような顔をしていたが、そのノートを見るなりカァッと赤くなった。
｢いやぁ、シングとヒスイが二人で交換日記をしてたなんてねぇ〜｣
｢ばっ、ちっげぇよ!!アイツが書くの忘れてたから書いてやったりしてる内にこうなったんだよ!!!!わりぃかっ!!｣
テンパるヒスイ。
そんなヒスイを見て、楽しむかのようにベリルはニヤニヤと嫌な笑いを浮かべ言った。
｢今度からは見せないようにしてよねぇ〜。ボク、恥ずかしくって｣
あ？なんの事だ？とヒスイがノートをひったくると、そこには既に見慣れたシングの字で、
『ヒスイ愛してる』
と綴られていた。
｢〜〜〜〜〜〜!!!?｣
｢ヒスイってば愛されてるねぇ〜｣
｢ばーかーシーンーグー!!!!｣
***
(……ベリルご機嫌だね…。)
(んふふふふ。そうかなぁ？ま、いいネタ浮かんだからね♪)
(？)
***
あらすじみんなで書いていたのでつい衝動的に……
ベリルがほんとに交換日記と言っていたので
てかお兄ちゃん可愛い