シナリオ部屋

□ゴースト ~2~
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「あいつ…、大丈夫なのかな」



薄暗く灯る街灯の下を、どこか上の空で歩きながら呟く。

夜の8時。大学から帰る道の途中だった。




櫻井の頭の中には、今朝の出来事が蘇っていた。




―…ゴーストって、なんだよ。


―…二宮は、そいつに襲われてんの?







血だらけの状態を思い出すと、二宮が心配で堪らなくなった。




自分でも驚くくらい…、



櫻井はゴーストに興味を持ち始めていた。






二宮がそれを、必死に隠そうとしていた事も忘れ…。





 
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