とある魔術の夢小説
□夏休み
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当麻と美琴は5分程口論していたが、当麻はこれ以上言い合っても意味がないと思ったので、話題を変えることにした。
当麻「で、結局御坂さんは何をしに来たのですか?」
美琴「えっ…別に終業式が終わって帰る途中にあんたを見かけたってだけで…」
美琴「特に用があるって訳じゃ…」
いきなり話しをふられた美琴は、少し小さめな声でそう答えた。
当麻「じゃあ帰っていいか?」
当麻「上条さんはこれからスーパーのタイムセールで貴重なタンパク源を買いに行かなければならないのですが…」
と、当麻はその場で走るようなマネをした。
美琴「じゃ…じゃあ私も行くわよ!」
と美琴は今度は少し強めの口調で言った。
当麻「あれ?御坂さんは帰宅途中だったんじゃ…」
と、当麻は美琴に言いかけたが、
美琴「べっ…別に私が行くって言ってるんだからいいじゃない」
と美琴に言葉を遮られた。
当麻は、まっ別にいいけど…と言って歩き出した。
美琴「ちょっ…ちょっと待ちなさいよ!」
と、美琴は歩き出す当麻を追いかけていった。
当麻を追いかける美琴の横顔はどこかとても嬉しそうだった。