とある読者のリクエスト
□素直になれたなら
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美琴「クリスマス…か」
と、美琴は辺りを見回しながら呟いた。
今日は、12月25日つまりクリスマスである。
やはりクリスマスだけあり街中にはたくさんの学生カップルがいた。
腕を組んで楽しそうに話しながら歩いているカップルもいれば、違う味のクレープを食べさせ合ったりしているカップルもいた。
美琴はそんな彼らを見て、ふと一人の少年の顔を頭に思い浮かべた。
美琴「あいつ…何してるかな…」
上条当麻は料理をしていた。今は朝の10時、ちょっと遅めの朝ご飯である。
インデックス「当麻!私はお腹がすいているんだよ!」
と、白い修道服を着た銀髪碧眼の少女はツンツン頭の少年に言った。
当麻「はいはい、出来ましたよ」
と、当麻はご飯と目玉焼きをテーブルの上に置いた。
インデックス「当麻、何でまた卵なの!」
インデックス「もう3日連続なんだよ!そろそろ他の物が食べたいかも!」
当麻「贅沢いうな!日々卵焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵、目玉焼き、サラダ風と工夫してるこっちの身にもなれ!」
と、今日も当麻はいつもどうりの騒がしい食卓を飾っていた。
朝食を食べ終えた当麻が皿を洗っていると携帯の着信音が鳴った。
当麻が携帯をとりモニターを見るとモニターには御坂美琴と表示されていた。
当麻「おう、御坂どうしたんだ?」
美琴「あんた、今ヒマ?」
当麻「うーん、特に用事はないけど」
美琴「じゃあ私の買い物に付き合いなさい!」
当麻「え!?まぁいいけど…」
美琴「じゃあ今から30分後にいつもの自販機に待ち合わせね!」
美琴「遅れたら許さないわよ!」
当麻「…おぅ」
と、そこで電話が切れた。
当麻「御坂の奴いきなりどうしたんだ?」
と、当麻は頭を傾げた。