とある読者のリクエスト

□名前というなの贈り物
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美琴「…………」

当麻「…………」

沈黙が続く…

沈黙が続く中、先に口を開いたのは当麻だった。

当麻「ハハッ…こんな心配ばかりかける男に、いきなり帰って来て結婚してくれって言われても…嫌だよな…」

美琴「………ゃない」

当麻「え?」

美琴「嫌じゃないって言ってんのよ!」

当麻「…え?」

美琴「嫌な訳ないじゃない…何で気づかないのよ…あんたが何回私を絶望から救ってくれたと思ってるの?」

美琴「傷つきながらも誰かのために戦うあんたが…私は、この気持ちに気づいた時からずっと大好きだったんだから!!」


当麻「ごめんな…今まで気づかなくて…」

美琴「あんたは鈍感すぎるのよ…」

当麻「ああ…そうだな」
当麻「俺も自分の気持ちにようやく気づいたから…」

当麻「御坂…好きだ…」

当麻「遅くなってごめんな…」

美琴「遅すぎんのよ……バカッ…」

美琴は涙で少しかすれた声で言いながら当麻を強く、もうはなさないようにと抱きしめた。
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