とある読者のリクエスト

□素直になれたなら
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美琴「ハァ、何で私はあいつと話す時いつも素直になれないんだろう…」

と、美琴はため息をついた。

今の時刻は10時45分、つまり約束の時刻の15分前である。

すると、遠くからこちらに走ってくるツンツン頭の少年が見えた。

当麻「よう御坂、早かったな、まだ約束の時間まで10分くらいあるぞ?」

美琴「たまたま早く着きすぎちゃっただけよ!」

本当は電話を掛けた時からずっと自販機前にいたのだが、美琴はそう言った。

当麻「で、買い物ってどこ行くんだ?」

美琴「え!?」

当麻「行くんだろ、買い物?」

美琴「あ…うん、でもその前に美味しいクレープ屋さん知ってるから一緒に行かない?」

当麻「え…でも上条さんはさっき朝飯を食べたばかり何ですが…って御坂さん!?」

美琴は当麻の腕に自分の腕を組ませた。

美琴「いいから来るの///」

と、美琴は当麻を引っ張って行った。

2人は、クレープを売っているワゴン車の所にいた。

美琴「あんたは何にするの?」

当麻「ん、じゃあチョコレート…」

当麻はメニューを見ながら固まっていた。

当麻「御坂さん…ここのクレープ、桁がひとつ多くないでせうか?」

メニューには1500円と書いてあった。

美琴「そうかしら?どっちかっていうと安い方だと思うけど?」

当麻「これを買うと上条さんの家計に深刻なダメージがはいるのですが…」

美琴「もう、しょうがないわね、じゃあ私があんたの分も買ってあげるから早く決めなさい!」

と、美琴は言った。そして、結局当麻は美琴にクレープをおごって貰った。
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