詩
□思い出
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思い出
中島みゆきの
歌じゃないけど
どんなに辛いことも
悲しいことも
いつか思い出に
変わるんだよ
百回も千回も
言ってるのに
君は耳を塞いだまま
全く聞く耳を
持ってくれない
今はもう
この世の終わりって
思ってるんだろ？
死んでしまいたいって
思ってるんだろ？
信じてくれないかも
しれないけど
今の君の苦しみはいつか
ほろ苦かったり
ちょっと甘酸っぱかったり
そんなただの思い出に
変わるんだよ
明けない夜はないって
よく言うだろ？
あれって本当なんだ
だから安心していい
運のいいことに
人間は忘れる生物
だから必ず記憶は薄れる
長い目で見て
そんなに待てないって？
そのことばかり
考えてるのが良くないよ
気持ちを切り替えろなんて
ひどく難しいって
わかってるけど
だけど一旦リセット
意識して忘れるんだ
現実逃避も悪くない
なにか気晴らしを
見つけるんだ
そしたら時間なんて
あっという間
悲劇のヒロイン気取ったって
虚しいだけ
そんなに泣いてばかりいたら
可愛い顔が台無し
無理矢理にでも
笑わせてみせるよ
それで絶対
何とかなるから
どんなに辛いことも
悲しいことも
いつか思い出に
変わるんだよ
こんなに言っても
わかってもらえない
僕の説得は
下手すぎるね
一体どうすれば
いいのだろう
だけど僕は
あきらめが悪いから
あと一万回は
言うつもりだよ