ギリアが咲いていたら+。
「これから任務に出動する、帰りはいつになるかわからない」
そう言ってから何日経っただろう。
ハンクは帰ってこない
死んだ?
彼は死神
死ぬわけがない・・・。
彼に帰る家はない、死ぬかもしれないから
家は売り払っている
そして私の家に一本の電話がはいった
「αチームは帰還した」
ハンクに会えると信じて
家を飛び出てアンブレラ社へと急ぐ
帰還した隊員は出動した時とちがい
人数はがらんとかわっていた
「ハンク?」
そこにはハンクらしき人物は
居なかった・・・。
「嘘だ・・・・」
誰かに聞けば真相は分かる
でも聞きたくない、彼は生きてると信じていたい
家に力なく帰り
深いねむりについた
+++++
「もし離れ離れになったらどうする」
「庭にギリアが咲いていたらここへ来よう」
「そうだな、そうしよう」
+++++
懐かしい夢を見た、彼と約束した場所・・・
ふと家の庭を見れば・・・
「ギリアの花が咲いている・・・」
ということは・・・
向かう先は約束の地
「やはり覚えていたか」
「ハンク!!」
そこにはハンクが立っていた
彼は死神死ぬわけがない・・・。
ギリアが咲いたら
ココに来て---