07/01の日記
20：08
霊験お初捕物控シリーズ（講談社文庫）
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宮部みゆきさんの超能力プラス時代物と言う二本柱が合体した作品。文庫本としては「震える岩」「天狗風」が現在の所発行されています。
他人には見えないものが見えるお初。そのお初の能力を使い、右京之介とともに謎解きをしていくストーリー（ミステリーでもあるますね）。
サスペンスで培った人物描写もさることながら江戸の風物描写が素晴らしく、江戸時代に興味を持つきっかけの本です。
お初と右京之介との掛け合いも面白いですが、不思議な話を収集するのが大好きな南町奉行の根岸肥前守鎮衛がよいです。お初の兄で岡っ引きの六蔵とその女房で、お初と共に一膳飯屋「姉妹屋」を営むおよしも好きです。一度ここのメニューを食べてみたいなあ。とっても美味しそうでし。
私はどちらかと言うと「天狗風」の方が楽しいかも。死んだ女の物の怪の描写がぞくっときます。夏にはぴったりでぜひ読んでいただきたいです。忠臣蔵がお好きなら「震える岩」がオススメ。
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