リボーン

□『あー久々だ。』
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一限目数学



はっきり言って数学は苦手なので寝る。
沢田綱吉君苦笑いをしないでください、
目立ちます。
確かに19だけど数学は苦手なのさ。
半分理解出来て半分理解不能。

年上だからって出来るとは思うなよ。

寝ていたら先生に当てられた。
先生「黒騎馬、この問題を当ててみろ。」

面倒な上に分からない。

そうだ。
沢田綱吉君に訊こう。

『沢田綱吉君、教えて下さい。』

教室が騒ついたが気にしない。
沢田綱吉君はおどおどして少し俯く…

綱「ごめん、…分かんない。」

教室から笑いが沸き起こった。

生徒「アハハ!」

生徒「聞く奴間違えてるし!」

生徒「沢田が答えられる筈無ぇよ!」

顔を赤くして俯く沢田綱吉君…。











懐かしいなぁ。
僕も良く体験したな。

周囲から集まる嘲笑う上から目線。
先生の上がるにやつき。
休み時間になったら周囲からのからかい、っと言う名の虐め。
話掛けても無視される自分。
人から遮断され歪んでく自分。











あの頃から自分は歪んでいったんだったなぁ。




懐かしいなぁ。



『…それなら皆さん解けますか?』


一瞬にして教室が静まる。
だって難しいんだよ、
答え教えて下さいよ。


『沢田綱吉君…、学校さぼろう。』

綱「なっ!?」


驚く沢田綱吉君に構わず腕を掴み教室を出る。

止め様とする先生……を無視して外へ出る。

町を放浪する。
綱「良いのかな…。」

『良いんじゃないですか?現実逃避は嫌いだけど…僕みたいにならない為にはね…。』


綱「?僕みたいに?」

「おーい!待ってくれよー!!」
「待ってー!」
「早いわね。」

「極限に待つのだぁ!!」

『…幻聴?』

綱「いやいや!後ろから来てるから!」

わざわざ突っ込み有り難うございます。

山本武「二人共勝手に出て行くなんて酷いのな〜。
俺も誘って欲しかったのな!」

京子「そうだよ。私達も誘って欲しかったよ。」

ハナ「それに…沢田君だけずるいわ。」

笹川了平「極限に会えて嬉しいぞ!
俺は笹川了平なのだ!宜しく頼むぞ!」











何ですか?この人達?
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