リボーン

□『タダ?』
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ピンポーン


『?』


赤裏「俺が行く!」

晩御飯を作って居るとチャイムが鳴り手を止める、赤裏が出てくれるので料理を再会する。

因みに今日はキンピラゴボウにハヤシライスだ。


味見はしない。


大丈夫だろう。















リボーン「今日はハヤシライスか。」

『……赤裏ー。』


赤裏「なんか話が有るんだって。」

リボーン「俺の分もよそえよ?」

『沢田綱吉君のお母様が晩御飯作ってくれてるのでは?』

リボーン「食べて来たぞ、此処まで歩いて来たら小腹が減ったんだ。」

『どんなお腹してるんですか…。』

赤裏「お腹すいたー。」

『お皿出して下さい。』

赤裏「ご飯だぁー!」


赤裏が食器を取り出し、ご飯を装い黒鬼に渡す。







『頂きます。』

赤裏「頂きまーす。」

リボ「旨いな。」

『あの、お話しは?』

リボーン「あぁ、並盛動物園に明日午前に集まれ。」

赤裏「動物園!?わぁー!久し振りだなぁ…婆ちゃんと行ったきりだー。」

『………。』

リボ「ダメ綱に動物を選んでやろうと思ってな。」

『………。』

リボ「ふぅー、食った食った。」

赤裏「早っ!」

リボ「んじゃ、又明日な。絶対こいよ。」

『………。』

溜め息を黒鬼は密かについた、動物園と言われても今支給されて居る家にはクロコダイルとアナコンダが居る。

赤裏「動物園だから鬼百合も連れて行ってみれば?お婿さんが居るかもよ?」

『未だ早いです。』

赤裏「どれくらい飼ってたの?」

『…5年。』

赤裏「あ、もう手遅れか。」

『鬼百合、黒百合がいたら噛み付いてやって下さいと言ってました。』



赤裏「!!ごめんごめん!!」

まぁ、一理有るので…お見合い?させてみたかったですが。


『連れてってみたかったですね。』

赤裏「アハハハハ!今頃腕喰われてたね!!」

『赤裏、早く食べなければ冷めます。』

赤裏「はーい!」

『黒百合、鬼百合。』

黒百合と鬼百合がいたら・・・・。


赤裏「あぁ、お腹いっぱい!ご馳走さま!」

赤裏の腕は自分の腕とは裏腹に綺麗だ、いくら切っても傷痕すらも付かないのだ。
自分の腕や手首には汚いリストカットの跡…沢山刻んだ所為かミンチの様な片腕…



私は、汚い



赤裏「ダメ!考えないで!」


『?』


赤裏「…考えてたでしょ!自身の腕…」

『……考えてません。』

赤裏が黒鬼の腕を掴み、眉間に皺を寄せる。

赤裏「…黒鬼…」

『早く食べて、寝ましょう。明日は動物園に行くんでしから…。』

赤裏「……うん。」

赤裏は残ったお茶を飲み干し、黒鬼のおかずを少し摘まんだ。
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