リボーン

□『七夕とは・・・』
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7月7日


それは彦星と織姫が年に一回天気が良ければ会える、会える日でも有り又別れなければいけない日でもある。






赤裏「迷信に一票。」

『同じく一票。』

灰音「つか何ソレに一票。」

赤裏「昔昔?」

『多分昔?』

赤裏「織姫と彦星が出会って」

『遊んで過ごし・・・』

赤裏「仕事せずに暮らした結果」

『怒った神が』

赤裏「二人を引き離しました」

『二人は今日と言う日迄』

赤裏「離ればなれ」

『そしてその日迄仕事』

赤裏「ってな訳。」


灰音「息があっててムカつく。」


率直な意見を出した灰音だった。



『晩御飯買い出し行ってきます。』

灰音「俺もいく!!」

赤裏「え?屋台行かないの?」


『屋台?』

赤裏「うん、今さ商店街で七夕祭してるよ?」

屋台に行けば晩御飯しなくても良いので楽だ。

『では屋台に行きましょうか。』

灰音「兄ちゃんがいれば俺はいいけどな。」

赤裏「っとその前に・・・・・じゃん!!」

灰音「?何ソレ?」

赤裏が戸棚から笹と短冊を取り出した、灰音はコイツは何がヤりたいんだと冷やかな目で赤裏をみる。

赤裏「何って、ねー?」

『・・・行事です、笹に願いを書いた短冊を飾るだけです。』

赤裏「そ!」

灰音「へー・・・よし!書こっ!!」

赤裏「はい、黒鬼も。」

赤裏から短冊とペンを受け取る黒鬼、三人無言で短冊に願い事を書き吊るす。


赤裏「よし、行こうか!」

灰音「屋台だな!」

『・・・・・。』


笹を壁に立て掛ける赤裏、チラッと黒鬼が見る・・・




幸せになりたい
赤裏



姉ちゃんは俺の
灰音





・・・・・。』

願いでは無い宣言してる様な短冊があった、自分の願い?




・・・内緒です。



商店街に徒歩でいく、途中人混みで溢れる。





商店街



・・・・・。


どうやらハグれたようだ。
まぁ多分灰音には赤裏が付いてるから大丈夫でしょう・・・・・多分。
多分と言う言葉が消えないですが多分大丈夫・・・。

『っ、すみませ・・・・・凪?』

凪「!黒鬼・・・!」

ボーっと屋台を見て歩いていた黒鬼、不意に誰かとぶつかり反射的に謝ると凪がいたのだ。

凪「ごめん。けど・・・黒鬼で、良かった。」

『僕もです。』

安心したのか柔らかく微笑む凪、黒鬼も微笑み二人は屋台を一緒に回り歩いた。





一方赤裏と灰音



赤裏「えー・・・出し物なんて用意してないって・・・。」

灰音「くだらね。他力本願の夢なんて俺は嫌だね。」

綱吉「け、けどエントリーしたからには不参加になると地の果てまで追いかけられて全ての願いが阻止されるルールーなんだよ!?」

赤裏「あちゃー・・・何その最悪なルール。」

灰音「上等。」

赤裏「いやいや、上等じゃないよ。ってか俺達エントリーしてないよ?」

リボーン「あぁ。してないが見てけ。」

赤裏「え?黒鬼捜してるんだけど。」

灰音「早く捜さねーと兄ちゃんが取られる。」

リボーン「だったら願い事に黒鬼が見つかる様にって書いて参加するか?」

赤裏「いやいや!別に願わなくても見つかる。」

リボーン「つまらねーな。」

赤裏「いいんだよ、つまんなくてさ。じゃあね。」

リボーン「まぁ見てけ。」

灰音「しつけーなー。俺は兄ちゃんを捜してんだよ!」

リボーン「分かってるぞ、まぁ参加していけよ。赤裏、お前婆さんが好きだろ。」

赤裏「好きだけど、悪魔でも俺が好きなのは上に逝った婆ちゃんだ。それ以外のジジィやババァなっー・・・いけね!」

綱吉「え?!赤裏君口悪かったの?!!」

灰音「?」

赤裏「知らない知らない!お邪魔しました!!」

灰音「あ、待てよ馬鹿!」

逃げ出した赤裏を追う灰音、綱吉は赤裏をポカーンとして見ていた。

リボーン「チッ。まぁ良い、さぁ始めるか。」
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