リボーン
□『死ぬ気で?』
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ザンザス「おきろ。」
『・・・・・・・あ、おはようございます。』
寝ていた黒鬼の布団を剥ぎ取り言うザンザス、ボスが直に来るのは稀にも無い事だ。
フィっと視線を反らされた。
ザンザス「服着ろ。」
ルッス「はい!黒鬼ちゃんの服よー!」
黒鬼は手渡しでルッスーリアからヴァリアーの制服を受け取った。
ルッス「赤裏ちゃんも灰音ちゃんも着て早速レヴィと同行任務に行ったわよ!黒鬼ちゃん2日寝たきりだったんだから〜。」
『!そうなんですか。』
ルッスと話をしながらカッターシャツのボタンをはめていく黒鬼。
ザンザス「着替えたら俺のとこへ来い。」
『?はい。』
ルッス「じゃーね〜!」
ザンザスと部屋を出るルッス、ウインクをし出ていった。
『・・・・・・・』
ヴァリアーの制服をルッスが来てたのを思いだしながら着用、近くに有った鏡を見ながらほどけていた髪を括る。
廊下に出ればイタリアにある本拠地だなと再認識させられる、広く、暗く、そして静寂だ。
それがとても落ち着く。
しかしボスの部屋は何処だっただろうか?
あまり来ない為忘れてしまう。
コンコン コン
『失礼します、ボス。』
ガチャっとドアを開ける、しかしそこにボスは居なかった。
ベル「んー?シシシッ!へー、遂に隊服着たんだな。」
ゲームをしながらコチラを見て笑うベル、会うのは久しぶりな気がする。
ベルは私服でいつものボーダー服だ。
『お久しぶりです、おはようございます。』
ベル「つか王子を長く待たせやがって。」
『ん?それは待っててくださり有り難うございます。すみませんが、何を待っていたのですか?』
ベル「ゲーム。約束しただろ、一緒にするって。」
『・・・・』
ベル「・・・・忘れてた、の?」
『いや、赤裏と灰音に言ってた訳では?』
ベル「王子は黒鬼にも言ってたんだよ。」
『すみません。』
そう言いながらナイフを出し笑うベルに謝る黒鬼。
ベル「つかボスの部屋ここじゃねーし。行き過ぎー。」
『!有り難うございます、ベル君。』
ベル「ん?俺君づけだったか?」
『違いましたっけ?』
ベル「次からベル王子と呼びな。」
『はい。ベルプリンス。』
ベル「満点!」