リボーン
□『学校』
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視線が私に集まる。
正直あがるが平常心を装って自己紹介する。
『初めまして。
黒騎馬黒鬼です、お手柔らかにお願いします。』
騒ついた。
先生「質問タイムにするぞ。
HRにするから聞いてけ。」
自分は人が苦手、嫌いなので正直嫌だ。
『すみません…緊張して上手く喋れ無いので質問は勘弁して貰えませんか?』
先生「そうか、じゃ…席は…。」
「はい!
」
「私の!!」
「いえ、私の隣に!!」
きやー!きやっ!
最近の女の子は活発だな。
いや、あんたもだろ!
っと突っ込んでくれた方、有り難うございます。
先生「……、うーん…おっ、沢田!手を上げろ。」
沢田!!?
手を挙げた少年を見る。
茶色髪に大人しそうな子だ。
こんな子がマフィアのボスに……頑張ったらなれるでしょう。
他人なんでね。
「えー!!」
「何で先生!?」
「私の隣が空いてるのに!!」
周囲の女の子からブーイングの嵐。
茶色髪の少年、沢田綱吉はオロオロして居る。
ミーとしては沢田綱吉の近くが監察しやすい。
先生「はい、休み時間だ。
後は勝手にきめてくれ。」
投げ遣りな先生だな。
『沢田綱吉君。』
声を掛けると慌てて何?と訊いてくる。
『頭痛いから保健室に行ってくる。』
綱「大変だ!一緒に行くよ、来たばかりで分かんないだろうし!」
『大丈夫、校内の見取り図有るから。』
先生から貰った。
女の子からブーイングが又酷くなった様な気がした。
人が嫌いだから…
一人にさせて。