Hold on now !!

□Hold on now !! D
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寝苦しい寝苦しいと言いながら、熟睡してしまった。
目を覚ませば窓の外は明るい。


取りあえず重い、重すぎる。
首と腰に腕がまわされている。
おまけに足元を見れば、俺のとは違う脚が見える。

何だ?
俺はいつから抱き枕になった?


「おい、龍雅…起きてんだろ?」

「うへぇ」


デカい男が2人、ノソノソと起き上がって服を着る。

俺は昨日のまま制服。
龍雅は広めな襟首のドレープシャツを重ね着して、穿き古したジーンズを合わせていた。
更にミディアム丈のカーディガンを羽織る。


「どっか行くのか?」

「GWは食堂が開いてないから、朝食調達にコンビニまで。食べ終わったら、双子に会いに実家へ帰るわ」

「あっ、な〜る」


龍雅は、アナルはケツ穴だぞと笑い、財布を持ってサッサと部屋を出て行ってしまった。
それと入れ違いに同室の笹本が帰って来る。


「あの〜…森川先輩って、龍雅先輩の恋人なんですか?」

「えぇ?ちげ〜し」


さすがバレー部のスポーツマン。
飲み会明けの朝でも爽やかだな、おい。
って、何でそんな話になっている?


「俺、颯太…あぁ〜朝倉颯太って知ってます?そいつが、森川先輩のせいで龍雅先輩と近づけないとか、何とか…」

「あぁ…確かに朝倉君?と龍雅が一緒にいるトコに何度か遭遇したな」


朝倉よ…他人に話すなんてオープンマインドすぎるだろ。
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