Hold on now !!

□Hold on now !! A
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まぁ、外見があんだけいいとモテるのも納得だよなぁ。


「龍雅先輩が違う男連れ込んだって、笹本が言ってたし」

「はぁ?確かに、お前じゃないヤツが部屋に居たけどさぁ。つか、笹本が連れ込んだとか、そんな言い方するわけね〜べ」

「確かに言い方は違ったけど…僕の代わりに部屋に呼んだって事はそういう事でしょ?」


あぁ…何だか雲行きが怪しくなってきた気が…。


取りあえず、あの後輩君は龍雅を捕まえるのに必死なようだ。

つか、早く終わってくれないと昼休みが終わってしまうんだが。
不本意ながら原因になったしまっただろう俺は出て行き難いし…。
困ったなぁ。


そんな時に限って、尻ポケットの携帯のバイブが震え、ビクッとなってしまうわけで。
脚の上に乗っていた弁当の包みとペットボトルが、コンクリートの上に落ちてしまった。
ペットボトルにいたっては、そのまま転がりパコンッと間抜けな音をさせ、2人が居る方へ落下していく。

アーメン…。


「誰?盗み聞き?出てこいよ!」

後輩君は苛立っていらっしゃるようだ。


オイオイ…勝手に痴話喧嘩してんのはお前らじゃねぇかと思わないでもないんだが。
このまま隠れているわけにもいかず、仕方なしに顔を出す。


「あぁ〜聞きたくて聞いてたわけじゃないんだけど…まぁ…ゴメン」
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