Hold on now !!

□Hold on now !! F
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結局、3枚ずつ選んで購入。
服や雑貨も色々見て、店員に挨拶した後、お茶をしにカフェへ。


「こんなトコ、男同士で来たの初めてだな」

「そ?俺、1人でも入っちゃう」


女同士や男女のカップルが多い中、浮いてる気がしないでもないが。
でも、別に関係ないかと気にはならない。


テラスで俺はグレープフルーツジュース、龍雅はカフェモカ。
テストの事や服の事などを話していると、同じ歳ぐらいの女2人組に声をかけられた。


俺らのテーブルに座る勢いで、結構なしつこさを発揮している女の子達。
それを笑いながらあしらってる龍雅。


手慣れてるなぁ…。
つか、これを怒らせた朝倉って、どんだけしつこかったんだ?


そんな事を考えながら道路の方を見ていると、とんでもないセリフが耳に入った。


「いや、だからね、俺ら、酸いも甘いも噛み分けた熟女好きなわけ。ごめんねぇ、君らが悪いわけじゃないからぁ」


もぉ馬鹿としか言えないな。

けれども2人組は笑って雰囲気を察し、手を振って帰って行った。


「よかったのかぁ?取りあえず、俺は熟女好きではないんだが」

「俺も熟女には手を出した事ねぇって。それより、まだ行くトコあんだからさ」


夕方にさしかかったこの時間。
晩飯には早いし、他に買いたい物でもあるんだろうか。
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