Hold on now !!
□Hold on now !! K
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「涼介、勉強には息抜きが必要だと思うぞ?」
「息抜きって…トイレで?」
「そそ、トイレで。トイレで軽い運動」
その運動は本当に軽いモノなのかと問いたい。
「断るって選択肢は?」
「あるよ」
「あるならそうしたいんだけど」
「じゃあ、今日は俺の部屋に御宿泊だな」
どっちにしろヤルのは決定らしい。
今日は課題も出てたし、スポーツジムにも行きたい。
わざわざ水着とタオルを持って来た。
「千明…ヤルって言っても、ゴムとかローションもなければ時間も1時間分しかないんだけど?」
「大丈夫、俺が持ってるから」
千明がポケットから取り出したのはアルミ製の名刺入れ。
中に小袋入りのローションとゴムが数個ずつ入っている。
「用意周到だな」
「男の嗜みと言ってくれ」
「なるほどね」
「しかも、ゴムはきっちり涼介サイズだぞ?そこらへんで売ってるのじゃ窮屈だろうからなぁ」
「…ど〜も」
ズボンの上から俺のモノをなぞる千明。
まぁ…確かにコンビニやラブホに置いてあるゴムはキツい。
「つか、千明だってデカいんだから自分専用だろ?」
「あら?バレた?」
「調子いい事言ってんなよ…」
「でも、涼介が普通サイズなら、そのサイズを用意してたぞ?」
「…あっそ」