泣き虫道化師
□<十>
1ページ/3ページ
さて、戻るとは言ったもののどこに戻ろうか
四組に堂々と戻ってもなんかスッキリしないし…
?「そこの生徒さん何してるんですかー」
「あ…ごめんなさぼーっとしてました」
?「それはいけませんねー ですよねーオイラの愛猫シジミちゃん」
「な"ぁあー」
うっわー…不細工な猫…
それにしてもこの人は何なんだろうか…
まあ、先生なんだろうけども
?「でも早く教室に戻ってくださいよー」
「そ…それがですね…教室で少しあったもので…帰りずらいんですよ」
?「うーん…そうですねーならオイラのクラスの5組に来ませんか?」
「えっ!!いいんですか?」
?「はい。短期間でも長期間でも大丈夫ですよねーシジミ」
「な"−」
だからぶっさいよ!!
?「ただ、オイラの受け持つクラスは必ず全滅するんですよ」
「・・・・・・え?」
?「なのでがんばってくださいね!」
なんでこの人こんなに軽いのかなー…
十「そうだ、自己紹介がまだでしたねオイラは十…貞九郎だよ」
「あぁ。そりゃご丁寧に…私は鳴海桂月です。今後ともよろしくお願いします?」
十「いやいや、こちらこそご丁寧に」
なんだろう…この人 和むなー…
そうして教室に入った…が
「うーわー予想以上に少ない…」
多分他のクラスの生き残り人数と比べてもかなり少ないと思う
「なるほど…差し詰め十の呪いってとこか」
十「あー聞いてくださいー 今日からここのクラスになった鳴海桂月さんです」
「よろしく」
生徒「よろしくー」
十「じゃあ開いてる席好きに座っていいよ」
と言われたので私は一番前の席に座った