□決意
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――…あなたを召喚(よ)んだ理由、それは、この世界を救ってほしい、繰り返される輪廻を止めてほしい、これが理由です。
『(でも、どうして私が…?)』
――…あなたは特別な力を宿しています。お願いします、どうか救ってください…。
そんな声が朦朧(もうろう)とした中で聞こえて、しばらくすると、私は意識が戻り始めた。
『ん……』
再び起き上がると、先程の聖域が目に入った。
『あれ…?みんなは…』
「戦士たちは、もう出発しました…」
『あの…私は戦わなくていいんですか?』
「あなたには力を貸してもらうだけでいいのです。あなたは秩序・混沌、どちらにも属していないのです。ですから、イミテーションに襲われる心配はありません…」
いきなり沢山説明をされて、ディシディアを知らない人は頭がこんがらがるだろう…と思いつつ、私は状況を把握した。
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