コラボ１★
□Where are you?
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「秀麗さん！これ、どれくらいになりますかね？？」
にこにこしている龍馬を前に秀麗はそのコインを１つ一つ眺めた。
「そうね・・・。まあ、米御飯を２か月もたせることくらいはできると思うわよ？？」
豆腐屋で働く二人は仲が良い。
まさかあんな出会いがあり、別れ、再会することになんて想像だにしていなかったのだが・・・。
「大丈夫か？！」
そんな声とともに俺は意識を手放した。
気が付けば、俺はどこかの町についていたのだ。
「ここ、どこだし・・・。」
深く溜息をつく。
というか、全国大会の時間がやばい・・・はずだ。
時計を見るが、電波時計は止まっている。
手に持っているのは、テニスラケットとテニスボールのみ。
大体、こんな町観たことすらない。
全国大会にまにあわなかったら・・・。
試合放棄、つまり棄権になる。
D2は？？D1は？？俺はシングルスのどれだ？？
シングルス３はないだろう。
S2?S1?
ちゃんと先輩たちは、俺に繋いでくれただろうか・・・。
とりあえず戻らなければ。
俺はふーらふらと立ち上がると歩き出した。
ガツン、と頭に衝撃が走る。
誰かに頭を殴られたのだ。
俺はぶっ倒れそうな体をなんとか支えると、
ツイストを放った。
あわてて逃げていく男。
「まだまだ・・・っくしゅ・・・だね。」
後頭部に再び痛みが走った。
それから先は、覚えていない。