コラボ1★

□紅家へ
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「燕青ー。この子、どうする??」
秀麗は少年の額に手を当て後ろを振り返った。
朝廷からの帰り道、門前に何か落ちているな、と思ったら、
燕青よろしく少年がぶっ倒れていたのだ。
「そーしたほうがいいと思う、な・・・。」
門前に落ちてる不審者拾うか普通、と言いかけて止めたのは、
自分も拾われた身だからだ。
「じゃ、早く運びましょ。燕青、この子かついでってくれる?」
「へーい。うわ、こいつなんか重くね??」
こうしてリョーマは貴陽邵可邸の一室に押し込められることとなった。




ホイッスルが鳴った気がしてリョーマははっと目を覚ました。
「ここ、どこだよ・・・。」
古びた木造の屋根とベット、というより寝台を見て首をかしげる。
グラウンド30周、というわけではなさそうだが・・・思い出した。
全国大会決勝ー・・・もう始まるのに。
こんなところで寝てなんかいられない。
会場に向かいたい一心のみでリョーマはふらふらと歩き出した。

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