杏子アフターストーリー

□一緒に住むことになりました
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杏子Side

現在12時30分

杏「・・・ここか」

魔女の気配がしたからとっさに鍵をもらったけど・・・

杏「来ちまったよ・・・」

まぁ、前の林檎とポッキーのお礼をかねてであって、別にアイツのこと気になってるわけじゃないぞ?


杏「とりあえず、鍵を開ける、か」

と右ポケットからアイツからもらった鍵を出した

ガチャッ

杏「お、お邪魔しまーす」

ドアを開けると当然ながら中は暗かった

ガチャッ

ドアを閉めてまた鍵をかけ、靴を脱ぎ、リビングに向かった

ガチャッ

カチッ

扉を開け電気を付けたらマンションだと思わないリビングが周りに広がっていた

テーブルを見るとラップしてあるナポリタンが置いてあった

杏「あたしの分・・・?」

皿の下に紙が挟まってるのを発見し、手に取った

『“お腹空いてたら温めて食べてね。皿は洗わなくて大丈夫だから。
部屋はリビング出てすぐ左だから。
洗面所に服置いてあるからシャワー浴びたかったらどうぞ”』

杏「気遣いすぎだっつーの」

呆れつつ椅子に座りラップを剥がしてフォークでナポリタンを掬って口に頬張った

杏「・・・うまい」


お腹空いていたから一気にナポリタンをたいらげてしまった

杏「・・・ごちそうさま」

皿を洗面器に置いて紙に書いてあった言葉に甘えて風呂に入ろうとリビングをでた

杏「・・・っとその前に部屋の確認っと。たしかすぐでて左・・・」

ガチャッ

杏「・・・広っ」

用意された部屋のドアを開けると一人部屋にしては無駄に広く、端にベッドに真ん中に丸いテーブルが置いてあるだけだった

杏「・・・」

ガチャッ

私は中には入らずドアを閉めた

杏「・・・ここがアイツの部屋・・・」

反対側の扉を見てあたしは勝手にそう思った

ガチャッ

そして勝手にドアノブを握って開けていた

杏「・・・」

用意してくれた部屋と同じくらい広く、勉強机と本棚がやCDコンポなどが置いてあった

そしてここの家の主が布団にくるまって寝ていた


杏「あ・・・余計なお世話だっつーの」

布団の周りの床を見るとベッドの後が若干残っていた

あたしのために自分は布団にしたってか

人が良すぎるのもいいとこだぜ・・・


杏「・・・おやすみ」

そういいはなちドアを静かに閉めた


その後シャワーを浴びようと洗面所に向かったが


その後にああなるとは知るよしもなかった



杏子Side終了
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