杏子アフターストーリー

□一緒に住むことになりました
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午前1時15分くらい

シャー

『・・・ぅん・・・ぁあ』

俺は何かの音で目が覚めた

『・・・シャワーの音・・・?』

あれ?俺シャワーつけっぱなしにしたか?


眠い目をこすりながら俺は部屋に出て洗面所へ向かった

シャー

ガチャッ

洗面所を開けると電気もついていた

『ん〜電気もついてたのかよ〜。今月の光熱費ヤバいかな』

とぶつぶつ言いながら早くシャワーを止めて電気を消して布団に戻って寝たいと思っていた

ガラガラガラッ

『・・・』

だが、風呂場を開けたらそんなことをきれいさっぱり消えてしまった

杏「・・・!!///」

『ぁっ・・・えっ』

そこには裸の女の子が居たのである

杏「〜〜〜っ!!!!///」←声にならない声

そしてシャワーをおもいっきりかけられた



・・・そうだった、女の子が来るかもしれないんだったよ・・・あは、あははははー・・・はぁ


〜・〜


『・・・ふぅ、まさかシャワーをかけられるとわ』

ワシャワシャと髪の毛をタオルで乾かしながらリビングのソファーに座っていた


『いい、意外と肌、綺麗だったな・・・///』

ガチャッ

『へっ!?///』

杏「・・・///」

不意にリビングに女の子が入ってきた

あ、ちゃんと用意した服着てくれたんだ

ちなみに黒ティーと半ズボンを用意してみた←どうでもいい


『あ、さ、さっきはごめんね』

目を合わせて謝罪をしたが、風呂上がり・・・じゃなくてシャワーを浴びた後だから髪の毛が濡れてて若干色気が増してるような気がしてすぐに目を反らせてしまった

杏「い、いいって///こ、これから世話になるし・・・///」

『まさか本当に来るとは思わなかったから・・・って今なんて・・・?』

杏「だ、だからこれから世話になるって・・・」

『・・・そうか。てかそこに立ってないでこっちに来て座りなよ』

ポンポンッとソファーの空いてる場所を叩いて誘う

杏「あ、あぁ」

肩にかけてるタオルを掴みながら歩いて来て隣に座った。もちろん俺との距離をおいて

『そういやまだ名前言ってなかったね、俺は「“くうかい”だろ?」・・・え?』

杏「この間、聞こえたから」

『・・・あぁ〜』

この子完全に勘違いしてるよ

せきめの野郎、声でかすぎなんだよ

杏「ち、違うのか?」

『へっ、あぁ〜、違くはないよ?』


ま、いいか

杏「・・・?」

『君の名前は?』

杏「・・・佐倉杏子」

『杏子ちゃんね、よろしく』

杏「よ、よろしく」

『杏子ちゃんは年いくつなの?』

杏「・・・14」

『14って俺の二個下!?こんな時間までどこ行ってたの?』

杏「どこでもいいだろ」

杏子ちゃんは不機嫌な顔をしてそっぽを向いた

『・・・言えないなら無理に言わなくてもいいけどさ。あ、そーだ。あそこの二番目の引き出しにお金あるから好きに遣っていいから』

テレビの隣にある小さなタンスを指を指して場所を教える

杏「はぁ!?いいのか、まだ何も知らないやつに金の場所教えて!?」

『信用してるからさ。だって君だって知らない奴の家に来てるでしょ?だからお互い様、な?』

杏「そ、そうだけどさ・・・」

『ポッキーと林檎なら沢山買ってもよし!!』

杏「・・・な、なんか悪いな」

申し訳なさそうに杏子ちゃんは言う

『気にすんなって。金なら腐るほどあるから。それに服とかも欲しいでしょ?ホント買いたいときは遣っちゃっていいから』

杏「・・・ありがとう、く、くうかい」

『どういたしまして』ニコッ

杏「///あ、あたしはもう寝るっ!!」

バッっと立ち上がって扉に向かって歩いていった

『ああ、おやすみ』


そうして杏子ちゃんはリビングから出ていった

『・・・っともうこんな時間か。俺も寝るかな』

時計を見るともう二時をすぎていた

電気を消して俺もリビングを出て部屋へと戻った






続く・・・かも
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