春望(オリ)
□社楽の心境
1ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
作中からほとんど出てない俺だが・・・
大丈夫なのだろうか
まぁいい。気にしない主義だ。
社楽社楽と呼ばれているが、それはみんなが名前を覚えてくれないからである。
望も春樹も一度として俺を名前で呼んだことはない。
俺が電化製品(またの名をエロゲーと言う)オタクの無神経だからといって傷つかないとでも思っているのか？
・・・話を変えよう。
最近の春樹のコトなんだが・・・
様子がおかしい。
俺の携帯にコイツの着信履歴が３７件もの記録を出したぐらいの異常さだ。
内容は全て望の話。
望と席が遠いだの、帝王と仲がいい(？)だの、今日一緒に帰れなかっただの・・
・・・・・・。
望と一緒に帰れるよう仕掛けたはずだったが・・・アイツが邪魔したか。
中学１年のときに知り合ったその男はのちに『ドSの帝王』と呼ばれ―――
ま、早い話が俺の嫌う人間の一人という訳だ。
なぁ？藤沢 健斗。