あなたに甘いチョコを☆*。
□甘いチョコレート★
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Makig Choco Love
「愛する人に美味しいチョコ」
季節が来てしまった…
ってか現実的な事を考えると、バレンタインを作ったのってお菓子会社じゃん!
『家庭的な人間』で通ってる私にとって一番辛いのよ正直
実をいうと成績で一番足引っ張ってたの家庭科ですから!
家庭的な部分いいよーと言われた手前、自分のプライドとしても舌を唸らす一品
を作るんだから
例え友達との交換だとしても
「で、俺な訳ですか」
「駿ちゃん一生のお願いだから
ね、手伝ってよ
家事苦手なの知ってるよね」
「あのさ、休み位は砂糖とか甘
ったるい物と格闘したくない
んだけどなー」
この目の前にいる神様は
私の救世主でパティシエ
腐れ縁の幼なじみってやつ
多少憧れの人だったり
「お願いします!
焼肉とかおごるからさー
何でも言う事聞くし 」
「何でも?」
「何でも!」
「じゃ交渉成立
材料やエプロン類持ってきて
るんだろうな」
「当たり前!
全部デパ地下で集めてきたん
だから 」
「お前さ、友達に交換するんだ
よな? 」
「そうだよー
どうしても負けたくないの」
「この勢いは男にいれろよ
お前気合い入れすぎ 」
駿ちゃんは知らないから言われるんだよ
私にかかってるプレッシャーを
「じゃ、駿ちゃんにもあげる
気持買いすぎたから余ると思
しね 」
「俺が作った物を俺が貰うって
事じゃん 」
「あっ、そうか!
じゃお父さんのウイスキーボ
ンボンあげる 」
「って、それも俺の店で買って
いったやつ 」
「えへへ
じゃあ、お弁当作ってあげよ
っか?」
「それも大半お母さん作になる
んだろ 」
「さすが駿ちゃん」
「ほら、来年は一人でやれよ」
突き放す様な言葉を言いつつ、でも的確に手伝ってくれる所駿ちゃんだよなーと
実感
でもね駿ちゃん残念
ずっとチョコ作る会は毎年開催させて頂きます