GK長編

□夢を
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名無しさんを寝かせて俺も自分の部屋に行きベッドへ横になった

シャワーはクラブハウスでしてきた

家でシャワーを浴びると名無しさんが俺が上がるのを待ってるから出るに出られないからだ

ベッドに横になってると今日の疲れが出てきたのか目蓋が重くなって…

俺は眠りについた





眠りについてるのに風景や人物がよく見える

そこには俺がいた

だからすぐ夢だと気付いた

見慣れた風景、見慣れた人々、そして名無しさんの姿

なんだか懐かしかった気持ちになる

何でだ?

暫らくすると視界が暗転し景色が変わった

景色が変わっても俺がいて1人前を歩いてる

半歩後ろには名無しさんがいて俺の後をついてくる

そこで俺は最近の事を思い出す

つい最近こんな事があったと

嫌な予感がした

もしかしたら…もしかしたら、もしかしたらっ!!

しかし俺は思い出したかのように、これは夢だと自分に言い聞かせた

そうだ夢だ夢だ、こんな事がある筈がない

だけどこの夢は妙にリアルで夢にしても冷や汗が止まらない

そして又視界が暗転すると

そこには横になってる…




そこで俺は目が覚めた

目が覚めた時汗が肌を伝い落ち息は乱れていてようやく目が覚めたんだと確信した

気分を落ち着かせる為体を起こすとベッドの隅に名無しさんがいた

「…又出てきたのか」

そう言って寝てる名無しさんの頭を撫でる

起こさないようにベッドから出て汗まみれになった服を脱いでついでにシャワーも浴びる事にした

夢はすぐ忘れるものだとよく言うが俺は何回も同じ夢を見てる

そして何時も目が覚めるのは横になってる…何かの時だ

俺は風呂場へ行きキュッと蛇口を捻りシャワーを浴びながら夢の最後を考える

横になってる、何だ?何が横になってるんだ?

そこだけが気になってそれ以前の夢は何時の間にか忘れていた





出来るなら違う夢を

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