異性恐怖症
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それからはほぼ毎日が任務の日々。
いつの間にか同期のフランと色々教えてくれるベルと仲良くなっていた。
久しぶりの休暇。
べルの誘いで街に出掛けることにした。
街も案内しろとボスに言われたらしい。
気遣わなくていいのになぁ、と思いながらベルについていく。
私服(もちろん男物)を買ったりしてるうちにもう小腹が空く時間になっていた。
「腹減ったなぁー」
そういってベルに連れてこられたのは高級そうなレストランだった。
目の前にずらりと並ぶ料理の数々に驚いていると、ベルががっつき始める。
『…(味わって食べないのかな…)』
私はすぐにお腹がいっぱいになったから、目の前でがっついてるベル先輩を眺めていた。
休暇だったから私服で…
浮き出た鎖骨や時々だされる赤い舌に目を奪われる。
…なんか、エロい
じぃっと見入っていると、ベル先輩と目が合う。
「紫翠、食べねーの?」
『あ、はい、もう腹いっぱいなんで、俺に気にせず食ってください。』
…「俺」って慣れない。
「悪いな」
笑顔が可愛い。
てかヴァリアーってイケメン多すぎるよね。
私絶対浮いてるなぁ…。
紫翠はベルが食べ終わるまでずっと1人で悶々していた。
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