オリジナル5
□愛しい彼女
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ー「みんなー!今日は来てくれてありがとー!次で最後の曲になります!」ー
可愛いな
「テメェ、南高の頭、榊原だな?
俺とタイマンはれや」
ー「聴いてください!“memorial Sky”!」ー
踊って歌う愛しい姿
髪に触れたい、ハグしたい、キスしたい・・・
「おい、テメェ聞いてんのか!!」
顔面に向かってくる拳を避ける
『邪魔してんじゃねェ、殺すぞ』
「はっやってみろや」
ごめんなヤカ。お前を1秒たりとも見逃したりしたくねェのに邪魔が入っちまった
やっぱ俺らの間にはおじゃま虫が多いな
「・・・・・・で?喧嘩したの?」
『半殺しにした』
「・・・喧嘩はやめてって言ったよね」
ヤカの家に行き返り血を浴びた俺の姿を見てすぐ中に入れてくれる愛しいヤカ。
・・・ぷんぷんしてる。可愛すぎる。反則だ
『喧嘩じゃない、俺の愛しい時間を邪魔した虫を潰した』
「それがダメだって言ってるの!!」
そう言いながら赤くなった拳を冷やすためタオルをそっと手に当てる
『あ、けどな、曲はずっと聞いてたぜ。
新曲良いな、“memorial Sky”
ガツンと心打たれた。』
「!!・・・・・・あ、ありがと」
『・・・・・・ヤカ』
「わ!!ちょ、ちょちょ、ちょっとッ・・・ッ!!///」
思い切り抱きしめる
けど壊れねぇように。
『あーー離れたくねェーー』
「!・・・ッ///へ、変なこと言ってないでいいからッ」
喧嘩っぱやい俺を小せェ手で体を叩いてくる
・・・弱ェな、やっぱ
コイツは俺が絶対に守る。
どんな野郎がきても
ーー
ーーー
『ドラマ?』
「そう!学園ものなんだけど・・・」
『すげえじゃんヤカ!
今日は外食だな、何食う?焼肉か??
よし、叙々苑に』
「!い、いやいいからッ
・・・え、えっとそれで・・・さ・・・
エキストラで、不良役募集してる、らしくて・・・」
『出る』
「え゛、ほ、本当に言ってる・・・?」
『ヤカ、俺を誰だと思ってんだ
南高頭張ってた男だ。ヤカを虫から守ればいんだろ』
「!い、いや・・・そうじゃなくて」
『お前は俺が絶対守る、安心しろ』
額にキスひとつ落とすと顔真っ赤にし、「そういうことじゃないしッ!///」なんてツンデレなんだ。好きだ。愛しい。
愛しい彼女
(はやく結婚しようヤカ)
(!!な、なな、何言ってッ)
(まぁ、しなくてもヤカは俺だけの女だけどな)
(!!へ、変なこと言わないでよッ!////)
榊原 湊汰
職業:運送会社
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