魔法学校……

□BLACK MAGIC
1ページ/1ページ






「タイムはほんと優秀な魔法使いだなっ」



「あぁ、本当だっ」



『・・・ニコッ』





そう、俺は子供の時孤児院で育ち、
周りの子供より魔法が使えていて
大人にはよく褒められていた



だからすごい、すごい・・・は聞き飽き、
大人達に良いように使われそうになる。




「君はすごい。だからあの魔獣を倒せるよな?」



『・・・ニコッもちろん』



「!さすがだな、タイム!お前はすごいぞ。
・・・ひひっあの悪魔を倒したら2万入るんだ・・・っくくっ」



『・・・』




そこから人間に興味が無くなった


ふと目にした校門

Sette colore Magical school
所謂、魔法使い最高峰の学校





『・・・つまんない』





こんなの興味がなかった
だけど強制的に行かされる

どうせ大人の勝手な都合だ



そんなヤツら消えればいい





「・・・!!なな、なんだ・・・っ!!」



「身体がっ勝手に・・・っ!!」




『・・・殺し合えばいいよ。そして、俺の前に、二度と現れないで』





クスリと笑いお互いがお互いを傷つけあう姿を背にして歩いていく




『・・・こんな学校も潰れればいいんだ』




こんな世界、俺が壊したい
こんなつまらない世界・・・


そして学校に入学してみつけた“光”



『・・・“アーチ”、ね』







“光”があるなら“闇”がある


なら俺はその闇になる




『・・・ニコッねぇ、君がアーチ?』



「!・・・そうだけど、誰?」



『・・・俺、タイムって言うんだ』




君を超える超えないは興味が無い
君を倒すとかも興味が無い



ただ誰も見ない世界に行きたいだけ


たとえその先に君が待っていようと
俺は




『ニコッこれからよろしくね、アーチ』




今の道を変えることは絶対にしない






BLACK MAGIC



俺はひたすらにこの道に突き進む




☆タイム
属性→闇

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ