雨空

□図書室
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昼休み、俺はいつも図書室にいる。





「あーーっもうわっかんない・・・っ」



『!』



「!ゆ、弓田さんお静かに・・・」



『・・・』





・・・初めて見る顔・・・
1年か・・・




「す、すみません・・・!・・・?」



『!・・・』




目が合ってしまった。
・・・近づいてくるな




「・・・あの」



『・・・何だ』



「ここ、教えてください、燐先輩!」



『・・・は?』




何で俺の名前知ってるんだ




「あ、その顔何で俺の事知ってるんだ?って顔ですね!」



『!』



「ニコックラスの友達が写真持ってたんです!
学年1位だっていう凄い先輩がいるって言っててっ」



『・・・』




俺は席を除けようとしたらその女子が手を握ってきた




『!』




「燐先輩っお願いしますっ!」



『・・・わかった、どこだ』






普段俺の妹は特に話しかけて来ることがないからよくわからないが





図書室





ここで志帆に会って、勉強教えて
今は良かったと思ってる。




(燐センパーイわかりませーん!)
(・・・)
(?先輩、シャーペン逆ですよ?)
(!)
(?ニコッ)




燐先輩わっかんねぇわら

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