オリジナル5

□困り事
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俺には困り事がある


・・・そんなに、大きく支障となるわけじゃないけど






『・・・ッ!あ、あげはくん、あの・・・そろそろ・・・ッ』



「・・・もう少し」



『!ちょっ・・・ッ!』





あげはくんとはあの1件以来さらに仲良くなれたのは本当に良かったし、すごく幸せな事


ただ・・・





『・・・ッもう、再開しない、と・・・』



「・・・!
・・・もうそんなに時間経ったのか」





宿題をやらないと気が済まない俺には休憩時間が長いと思ってしまう


・・・下手したらあげはくんが俺の宿題をやる、と言う程だ


・・・そ、そりゃ俺だってそういうことしたくない訳じゃない

ただ、頭もあげはくんより悪いし、要領も悪い為、全部終わらせてからって思ってしまうんだ






『・・・ありがとう。
あの・・・あと、もう少しだから』



「!・・・あぁ待ってる」




あげはくんはその後黙ってはいてくれるんだけど





『〜ッ////そ、そんなに、見られると、恥ずかしい・・・ッ』



「隼瀬は可愛いからずっと見ていたい」



『!/////』





優しい表情でじっとこちらを見るからそれもまた恥ずかしくなる

そう、本当に俺のキャパが狭いだけ
あげはくんは悪くないんだが困ってる





「・・・?何か分からないところがあったか?」



『へっ・・・あっ!
え、えっと・・・
・・・こ、ここの解きか「y=3√5」
!・・・あ、ありがとう、あの解き方は・・・』





でも、あげはくんは本当によくわかってくれる。
教え方も俺がわかるまで教えてくれるし、本当に助けられてばかりなんだ

だから





『今日はあげはくんが好きな食べ物作るよ』



「!本当か?」



『ニコッうん』



「!・・・・・・好きだ、隼瀬」



『!わっ・・・
・・・・・・俺も、好きだよ、あげはくん』





まだ宿題は終わってないけど、
あと数問だし、明日やろう




困り事




確かにあるけど、それよりも今は





(美味い)
(!そっか、よかった!
ちょっと味付け変えてみたんだけど)
(これも美味い。
・・・隼瀬・・・)
(!・・・・・・///)





あぁ
尊い。ありがとうございます
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