飛べない烏
□2球目
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朝クラスに入り、眠そうな顔をしている男子に声かけよっと。
『おはよ影山くん!!』
影「あ?・・・っ!?な、なんでここに」
『え?何でって・・・私、3組だもん』
影「・・・はぁぁあっ!!?」
2球目
クラス中に影山くんの声が響き、同じクラスの子全員私と影山くんを見る
『えっちょ、そ、そんな叫ばなくても・・・』
影「あ、で、まさか・・・っ」
『それに、影山くんの斜め前だったんだよね、席』
私が鞄を置いた席から影山くんの席は右斜め後ろ
ホントに近い
影「・・・」
『改めてよろしくね、影山くんっ!!』
影「・・・おぉ」
それから先生が来てHRが始まり、授業。
後ろを振り向くと、影山くんは・・・
『寝てる・・・』
そういえば昨日龍先輩からメールきた
――――
Date:23:25
From:龍先輩
Sub.: 龍センパイだぞっ(^ω^)
おーっスおつかれー!!
明日朝5時から早朝練。
これ、ぜっっっってぇぇえ
スガさんと大地さんに言うなよ?
これただの報告、な!!
返事要らねぇからもし見たら早く寝ろよ?
じゃあな、おやすみ。
-End-
――――――
その時間起きてたけど、メール見て返事返したら怒られると思ったから
返さずに、そのまま携帯を閉じ、宿題をやっていた。
『・・・明日はでよっかな・・・』
ずっと寝てる影山くんを見ながら呟いた
昼・・・
「春ー!!ご飯一緒に食べよ」
『あ、夕美ちゃんっ!!うん、たべよっ☆』
間 亜美ちゃん。高校で初めての女友達。
可愛いよりきれい系。
身長も大きくて(160センチ)大人っぽくて羨ましいなって思う
亜「何?顔に何かついてる?」
『んーん、羨ましいなって思って!』
亜「羨ましい??私は春の方が羨ましいよ〜!小さくて可愛いもん」
そういって微笑んでくる。
ほんとに、同い年に見えない・・・
『か、かわいくないよっ!!亜美ちゃんはキレイだし、身長大きいし』
亜「はいはい、ありがとう。もう恥ずかしいから・・・」
『んふふ〜っ♪あ、そうだ、飲み物買ってくる!!亜美ちゃんは??』
亜「あ、先輩に呼ばれてるんだっ。
教室戻ってきたら話そ」
『わかったよっ!』
そういい、私は部活用のドリンク買いに教室を出た
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