飛べない烏
□5球目
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ピピッ
潔「・・・36.5。」
『・・・よしっ！！清水春、完全復活！！！』
5球目
昨日家でぐっすり寝ていたらなんと1日で治ってしまいました。
健康第一ですね、うん
影「おい、お前もう平気なのかよ」
教室に着き席に荷物を置いている時に飛君が近くに来て話しかけてきた
『え？あっおはよう飛君っ！
うんっもう全然平気！ピンピンしてるよ』
影「・・・あ、そ・・・あのよ」
日「影山ァ！！今日放課後“旭さん”に会いに行こう！！」
影「！？」
飛君が何か言おうとしたとき大声出して教室の前に来たのは翔君だった
『あっ翔くんおはよう！』
日「！春！！もう元気になったの！？」
『うんっ！もうげんきだよ！』
日「ならよかったぁ〜」
『ありがとう！
あっそういえば“旭さん”って、エースのこと？』
日「そうそう！春もいく!?」
『えっあっ私は・・・』
〜♪
携帯をマナーモードにするのを忘れていたため、
着信音が鳴り響く
『あっ、ご、ごめん！
あっ・・・』
電話の相手を見ると“ノヤ先輩”からだった
『ちょっとごめんねっ
はいっ』
ー「オーッス春!!風邪はもう平気か!?」ー
『はいっ、もう大丈夫です！
・・・ごめんなさい、昨日返事返せなくて・・・』
ー「気にすんなって！あ、今どこ？」ー
『えっ？教室にいますけど・・・』
ー「今日の昼屋上にいるから来いよ！」ー
『えっあ・・・わかりましたっ』
ー「春に言っとくことあるからよ！
じゃ、携帯マナーモードにすんの忘れんなよー!!
じゃあな！」ー
『あっ、はい、また
えっ！？』
電話を切り前を見ると飛君と翔くんが私をガン見
思わず声出してしまった
影「・・・相手先輩？」
日「・・・田中さん？」
『えっ、先輩だけど龍先輩じゃないよ！
昨日、会ったと思うんだけど・・・』
日「！もしかして西谷先輩！？」
影「！？」
『うんっ、ノヤ先輩。』
二人とも無言になり、翔くんは教室に戻っていってしまった
それから飛くんも席に座るがチラチラと私を見てくる
え、何かした・・・かな？
ーー