飛べない烏番外編!!

□嫌な夢
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ーーーーー




潔「貴女はここにいらない」




潔姉に拒否をされた。
そして背を向けて歩いていく。

それに潔姉だけじゃなく大地さんたちや
飛くんたち・・・そして




西「は?(笑)マジ何でいるかわかんねえや(笑)」




『ノヤっさん・・・?』



西「(笑)行こうぜー!!」




そう、みんな私をおいて歩いていってしまう。

追いかけても追いかけても届かなくて、
私はそのまま闇に呑まれる










『っ・・・て言う夢を見たんです・・・




西「それで起きた瞬間俺に電話かけて、公園に呼んだっつーことか」





そう、起きてからまず潔姉に会ってぎゅーーっと抱き付くと
変な夢でも見たの?大丈夫?


って頭撫でてくれた。
それだけで安心出来た・・・


けど・・・





『・・・だって、嫌われてたら・・・嫌だから・・・』



西「・・・馬鹿だなぁ。
潔子さんに慰めて貰えるだけで羨ましいぞ春」



『・・・』





そう、潔姉に慰めてもらったあとノヤ先輩に電話をかけて、いつもの公園に呼び出した。


私より着くの早かったってことは、走ってきてくれたんだ・・・





西「つーか、嫌われてるわけねーだろ?あの大地さんやスガさんや旭さんがだぞ?
ましてや龍なんてどんだけ春のこと考えてると思ってんだよ(笑)」



『・・・』


西「ったく・・・


聞いてんのか!!」




まだ黙る私に近づいて顔を両手で挟む





『!!ノ、ノヤしぇん・・・っ』



西「俺らバレー部は春の味方だ!!
だからそんな変な夢なんて気にしてんな!!
絶対あり得ねえから!なっ!!」




そう言ってニカッて笑ってくれるノヤ先輩。
その言葉が嬉しくて、




『・・・っノヤ先輩っっ』



ギューーッ



って抱きつく。
でもノヤさんは優しいから嫌な顔せずあやしてくれる。





嫌な夢







これを見たときいつでも助けてくれるのはノヤ先輩なのかもしれない。





(ノヤ先輩・・・っ)
(何泣いてんだよ!(笑))
(だってぇ・・・っ)
(あんまん奢ってやるから泣き止め!)
(!はいっ・・・)







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